●四号ちゃん装備分析●
〜四号ちゃんの全てがここに!〜


四号ちゃんの原型となっているのは、第二次世界大戦のドイツ陸軍の主力戦車であった4号戦車H型です。
四号戦車は第二次世界大戦前に開発された戦車です。当初は歩兵の進撃に付き添って火力支援をするための、歩兵支援戦車として開発されましたが、連合軍の戦車は強力になるにしたがって初速の低い主砲では苦戦するようになりました。
そこで当初装備していた24口径という短砲身の主砲から、完徹力のある長砲身に換装したのがG型H型です。
48口径75ミリ砲を装備して装甲を強化したH型は、43年頃から量産を開始し、6000両以上が生産されています。
クルスク会戦アルデンヌ会戦に多数が投入され、連合軍の戦車隊と死闘を繰り広げました。


さて、それでは、四号ちゃんの装備について紹介していきましょう。

四号ちゃんは一般的な中戦車の装備をしていますが、そこは元ドイツ戦車、色々独特な装備を しています。特にH型はソ連戦車に対抗するために、限界までがんばって強化されています(最終的な 発展系はJ型っていうのもあるんですけど)。

さて、それじゃ、四号ちゃんの頭のてっぺんから、爪の先まで見ていくことにしましょう。
尚、この分析には管理人の勝手な解釈によって、分析されています(許して)。

四号ちゃんの頭は二重の装備によって守られています。耳から頬をガードしている「ヘッドギア」と、頭部全体をガードしている「シュレツェン」です。

「シュレツェン」(イラストの@)は肩にも装備されていますが、これはスカートとか呼ばれています。四号ちゃんはスカートをちゃんとはいているので、そう呼ぶのは不適切でしょうけど。
もともと対戦車ライフルや対戦車砲なんかの被害がバカにならなかったので、そういった攻撃が本来の装甲に届かないように、 慌ててくっ付けた増加装甲です。
装甲から浮かせて付けているので、中空装甲のような効果となり、成形炸薬の攻撃も阻止できて生残性が大幅に向上しました。

胸から腰、そしてスカートは比較的薄い装甲に覆われています。ただし、このスーツはちょっと、特殊な仕様になっていまして、 「ツィメリットコーティング」(イラストのA)って呼ぶんですが、バリューム塩酸塩40%、亜鉛硫化物10%、凝固剤15%、ポリビニール酢酸塩25%、木屑10%の混合剤を横目にペタペタ塗っています。こんなの着てるとお肌が荒れそうなんですが、大丈夫なんでしょうか?
なんのためにこんな灰色の地味ーなカラーに塗り直しているかといいますと、これは磁石をくっつけないので、磁気吸着爆雷避けのためです。

さて、その装甲の中は、エンジン(?)です(イラストのB)。
水冷12気筒V型エンジン3000回転数で300馬力を発揮するのかな?と思うのですが、四号ちゃんが装甲外して中身を見せた資料が入手できず推定です(笑)

さて、イラストでは右手に持ってますが、左利き(これまでの資料による)の四号ちゃんの必殺武器が、「48口径75ミリ砲」(イラストのC)です。
もともと24口径とか小さな砲を装備していたんですが、それじゃ威力がないので、どんどん長くなりました。結構威力あります。 パンターにはさすがに勝てないですけど。
色々な弾種が用意されているのと、軽快な操作性が特徴の砲です。柄の部分は展開して、パイルバンカーのようになって白兵戦にも対応しています。
ちなみに使用しないときは、腰のエキゾーストブロックの下にマウントしています。

四号ちゃんは元々装甲がそれほどなかったために、結構打たれ弱いようです。装甲(イラストのD)は約50〜30ミリですが、これじゃ75ミリ級の砲撃には耐えられませんね。
ですが、四号ちゃんはその軽快な起動力で戦うので、それほど気にしてないようです。足回り(走行装置)(イラストのE)は、高いヒールのブーツを履いているのに、つま先とヒールの間のトーションバーサスペンションが高い能力を発揮して、時速約40キロの高速を発揮できます。

ちなみに出力に余裕があるので、「お守り」(増加装甲)なんかも装備したりできます。

あと、現在調査中なのが、内部装甲。たぶん、白だと思うのですが・・・今後の展開待ちですねっ(死)

今後はシャーマンちゃん、3号ちゃん、パンターちゃんなんかの紹介も予定しているので、乞う御期待です。

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